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コヨーテの鳴く夜は。

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斜め向かいのお宅が犬を飼っているのは知っていた。
アメリカの犬は家族同様の扱いで、家の中で飼う方が多いが、
そのお宅の犬は繋がれて、犬小屋はあるけれど、
家の横を行ったり来たりするだけ。

普段は静かにしているけれど、
前の道を歩いていると、いつも吠える。
繋がれているので、噛みつかれたり、飛びつかれたりする心配はないのだけれど、
やっぱり怖い。
誰も近づかなければ、おとなしくしているのだけれど。

夜は寝ているようで、静かだったのだけれど、
最近、夜1時間くらい、時々遠吠えが聞こえる。
それも数匹いるような感じ。

今、野良犬はいないし、なんだろうな?と思って、聞いたら、
コヨーテだそう。
ここではカヨテイみたいに発音する。

名前は聞いたことがあるが、
コヨーテは日本では動物園でしか見られず、
自然界には存在しないので、知らなかったが、
アメリカでは幅広く生息しているらしい。

日本では、今年あちこちで熊が出て、大変なようだが、
ここらでは、熊は出ないが、このコヨーテが家畜を襲ったりすることがあるそうで、
そんなコヨーテがすぐ近くまで来ているとは。

コヨーテはこんなところで、どうやって生きているんだろう?
ちょっと郊外に行けば、自然がいっぱいで、
生きていくのに困ることもないだろうが、
昔とは違い、人間の生活圏がどんどん広がって、
コヨーテの生活圏を脅かしているだろうに。

最初はそんな遠吠えがうるさく感じられたが、
それがコヨーテとわかると、
この頃は興味深く声を聞くようになった。

できれば見たいけれど、襲われたりしたら大変だし、
声を聞くだけで十分。

そんな動物が身近にいるということは、
自然がいっぱいだということでもある。
動物が住みやすい所は人間にとっても住みやすい所。
ここは良い所だと思える。

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