干し草を Hay というが、
ずいぶん前、この季節にアメリカの田舎を旅した時、
広い草原にポツンポツンとある Hay を初めて見て、感動した。
本や写真で見たことはあったが、
形が可愛く、その景色が絵に描いたように美しく見え、
描いていた Country のイメージそのままだった。

それがここに来たら、あちこちいっぱいあるし、
数が少ない季節、多い季節はあるけれど、
ほとんど一年中ある。
そして今の季節が一番多いし、Hay を運ぶトラックが毎日何台も行き交う。
正方形や長方形のもあるけれど、やっぱりあの丸いのが可愛くて好き。
Hay は干し草のことで、この丸くなったのは Bale と呼び、
Bale を作る車を Baler と呼ぶ。
今は草原で専用の Baler を引っ張ると
コンピューターでセットしておくだけで、自動的に作れるようで、
いつか作るところを見てみたいのだけど、
近くには Hay が転がっている草原はいっぱいあるのに、お目にかかったことはない。
この Bale を作るのは、ほったらかし?の草原で年に 1、2 回やるようだが、
他に使うことはないようで。
Bale は売られていて、それを広い牧場に置いておくと、牛や馬が来て食べている。
Hay を置かなくても、草原に草が生えているのに、と思うのだけど、
やっぱりこの Hay がいるようで。
毎日たくさんの Bale を積んだトラックが行き交うが、
それだけ売れているんだろうな。
道沿いに「Hay Sell」 と書かれた看板を時に見かけるが、
一体どれくらいするんだろう?と見てみたら、1 個が $ 20 〜 $ 40 位のようで、
結構高いかな?
Baler は高額だろうけれど、
何も植えてないほったらかしの草原で、
伸びた草を刈るだけで、と考えたら、良い収入なのかもしれない。
一年中見られるけれど、
やっぱり一番多くて干し草の匂いがするこの季節が好き。
季節を楽しむことに。
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