先日、紅葉見物を兼ねて、Illinois 州 Chicago まで行ってきた。
帰りに寄った Bloomington の街。
2 度ほど来ているが、あまり調べもしないで、いつもすっと通り過ぎるだけだった。
が調べると、見るべき所、見たい所がたくさんあったので、
リストアップし、見にいくことに。
その中で David Davis Mansion は絶対に見たいと思っていた。
America 最高裁長官、 Illinois 州選出の上院議員を歴任した David Davis の邸宅で、
1872 年に建てられたが、1960 年に州に寄付されて、
以降 State Museum として、Illinois 州が運営している。
映像など見ただけでもその素晴らしさはため息が出るほどで、絶対に見たかった。

毎時 10 分からスタートのツアーがあり、ガイドの方が案内してくれる。
ちょうど紅葉が綺麗な時期で、それに囲まれた美しい外観。
だけど一歩踏み入れた中の素晴らしさは、言葉も出ないほど。

州が管理しているだけあって、管理も行き届いているし、
綺麗に各部屋にあった調度品などのセットの仕方も素晴らしい。
一部屋一部屋インテリアが違い。
家具、そして装飾、ライトなども統一感があるデザインで、全てオリジナルとは。
それぞれの部屋で、空気感が違い、夢見心地にさせてもらえる。

そして驚くのが 1870 年代建設なのに、なんと水洗トイレにセントラルヒーテイング。
古い邸宅は好きで色々見てきたが、水洗トイレを採用している邸宅なんて初めて。
もちろん今とは構造も違うが、ちゃんと流れるようになっているのには驚いた。
そして各部屋からキッチンやメイドに連絡する機能もあり、
約150年前にこんなシステムがあり、
それが住宅につけられているとは!
当時日本は明治の初頭。
そんなのは想像すらできなかったに違いない。

ここでどんな暮らしが営まれていたのだろう?
最高裁長官ならセレブだろうが、
今のセレブとは違うライフスタイルだろうな。
ともかく建物の外観、インテリア、全てにおいて、
気持ちの余裕、ライフスタイルの余裕を感じる。
最高裁長官で忙しい日々を過ごしていらしただろうが、
この家でゆっくりと暮らしを楽しむ余裕があったように思う。
好き嫌いは別として、今の家は比べると、
殺風景というか、シンプルというか。
今はやはり気持ちのゆとりがないように思える。
私もその一人で、素晴らしい家に感動するのだが、
住むのは無理かな?
つい、掃除が大変だろうな、とか思ってしまうし、
反対に落ち着かないような気になる。
やっぱり余裕の無い暮らし、ゆとりの無い暮らしが身についているのかも
当時は良い時代だったんだろうな。
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