朝、銀行に行って、ATM で現金を引き出そうとしたら、
現金がありません、と出てくる。
よくあることなので、朝一番に行ったのに。
銀行員は始業前にチェック、もしくは準備しないのかな？
日本ではあり得ないだろうが。
それで銀行内に入って、窓口の女性に頼んでやってもらう。
ほとんどの人は預金や引き下ろしはドライブスルーでやるので、
銀行内のロビーにはいつもほとんど人がいない。
窓口は 5 箇所くらいあるが、女性達は、なんか暇そう。
他に幾つかの総ガラス張りの個室があり、
ここは個人的にローンなどの相談を受ける部屋。
それぞれの部屋に一人のスタッフがいて、それなりの対処をしてくれるが、
今はそれぞれのお部屋に Halloween の飾り付けをしていて、楽しい。
ちょっと外側から、それぞれのお部屋を見ていたら、
その中の 1 部屋になんと NARUTO がいっぱい飾られている。
Halloween には似つかわしくないが、服がオレンジ色なので、
ピッタリ、と思っているのかも。
日本の銀行でこんなことやったら、顰蹙を買うだろうが。
その部屋に入って、女性に、「写真を撮らせて。」と言ったら、
笑いながら、「OK。」
「これ NARUTO だよね。日本の漫画だよ。」
「そうよ。大好きなの。」と。
NARUTO の名前とフィギュアくらいは知っているけれど、
それ以上のことは知らない。
大好きなら、彼女はきっと色々なこと知っているだろうし、
日本人の私が知らないのは、ちと恥ずかしいので、
それ以上の話はしなかった。
昔からあまり漫画が好きではないので、
ほとんど読むこともなかったし、興味もなかった。
「ポケモン」や「One Piece」、「ドラゴンボール」等が海外で人気なのは知っていたが、
内容的なことはほとんど知らない。
そしてこの NARUTO についても。
でも調べてみると、日本だけでなく海外でも大人気で、
ダントツに 1 位の座を築いていたことにびっくり。
2006 年には、Superman や Spiderman を抜いて、
北米で一番売れたグラフィックノベルとなったのだそう。
NARUTO は、「週刊少年ジャンプ」に 1999 年から 2014年まで掲載された漫画で、
全 700 話続いたそうで、これはすごい！
漫画だけでなく、アニメやグッズも大人気だし、
イベントもあちこちで行われているとか。
それだけ続けていたら、内容だけでなく、
日本の文化や生活などに興味を持つ人たちも多かったのでは？と思うが、
この NARUTO をきっかけに、海外でラーメンブームが起こった、と聞いた。
こんなアメリカの片田舎で、
私が知らない日本の漫画のフィギュアに出会うとは。
ちょっと誇らしいが、
日本文化の一つとして、漫画を捉え、もっと興味を持つべきだな。
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