季節柄、梅干しをつけている日本の友達が多く、懐かしい思いで見ている。
梅干しは大好き、とうわけではないが、子供の頃から、日常的に食べてきた。
実家の庭に数本の梅の木があり、
母が、毎年たくさんの梅干しを作り、瓶詰めした梅干しがストックしてあった。
それを毎年もらってきていたが、
実家では、食卓には、必ず梅干しの瓶があったし、
夏場のお弁当は、いつも日の丸弁当になっていた。
お腹を壊していた時など、母が薬代わりによく食べさせてくれもした。
アメリカに来てからは、手に入れるのが難しいが、
一度買ったら、甘くて、昔食べていた梅干しとは違うので、以降買ってなくて、
食べる機会も無くなった。
その梅干しだが、近年は天候不順もあり、収穫量が少なくなって、高騰していると聞いた。
それに数年前に、食品衛生法が改正され、
これにより製造業者が少なくなり、これも高騰原因にもなっていると聞く。
食品衛生法は 2012 年に発生した浅漬けによる大規模な食中毒事故などを契機に、
漬物全体の衛生基準を見直す目的で改正が行われ、
それまで自宅で作られ、販売されていたようなのができなくなった。
改正前は、保健所への届出不要だったのが、「漬物製造業」としての営業許可が必要となり、
製造専用の衛生的な作業場が必要で、自宅の台所との兼用は不可。
そして毎日の衛生チェックや記録の保管、食品衛生責任者が義務付けられた。
伝統的な製法で作る梅干しでも、「漬物製造業」の基準が適用されるため、
設備の改修費用がネックとなり、離農・廃業する個人農家が増えたのだそう。
家庭用に作って自分で食べる場合は問題ないが、
販売所やネットなどで販売する場合、
新たに施設を改修し、営業許可を取得していないと販売できない。
不作、そして食品衛生上のありがたい改正ではあるが、
日本にいても、年々梅干しが遠ざかっていくようにも思われる。
梅の実を買って、自分で漬ければ問題わけだが、
不作だと、梅の実も高騰しているかな?
梅干しも段々遠ざかっていくなあ。
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