Burma Shave

Burma-Shave は Minneapolis の Burma-Vita company が、
1925 年に導入したブラシレスシェービングクリームのブランド名で、
”マレー半島とビルマ ( Burma ) 産” の成分で作られたので、
名前はそこから付けられた。

会社は、道路脇に赤地に白文字の言葉が書かれた小さな 6 本の標識を、
運転者が順番に読めるように、間隔をあけて立てるユニークな広告方法を取った。
最後の文字はほとんど製品名にしたユニークな韻を踏んだ言葉が並んだ。

このサインシリーズの広告は 1926 年に Minnesota で初めて登場。
以降 1963 年まで米国本土のほとんどの地域に設置されたが、
これが話題となり、売上は増加。
最盛期には Burma-Shave は米国で 2 番目に売れたブラシレス シェービングクリームとなった。

が 1950 年代後半に Interstate が拡張され、車の速度が上がるにつれて、
小さな標識では運転手の注意を引くことがより困難になり、売上が減少。
1963 年に会社は Philip Morris に売却され、
その有名な広告看板は、弁護士のアドバイスで撤去された。

ブランドの知名度も低下し、
最終的に American Safety Razor Company が買収。
1997 年、会社は Burma-Shave ブランドを再導入し、
オリジナルの Burma-Shave を復刻版として売り出したが、ヒットしなかった。

今はこの標識は一種のアトラクション的要素で、あちこちに残っているし、
又同じやり方で作っている所が何箇所かある。
Route 66 沿いで有名なのは Arizona の Seligman の近く。
この近くを走られる時はゆっくりと走って、言葉を読んでいただきたい。