ラクダのトラック Campbell 66 Express

Campbell 66 Express は、
1926 年に Missouri 州 Springfield で Franklin George Campbell が設立したトラック運送会社。
当初は Campbell Fuel & Transfer としてスタートしたが、
地元の銀行家から、
St. Louis から Springfield までの Route 66 のトラック路線 Rapid 66”Express の引き継ぎを打診され、
1933 年に Campbell 66 Express Inc. となった。

“Snortin’ Norton”(鼻を鳴らしている Norton)”と呼ばれるラクダをマスコットにし、
“Humpin’ to Please” をモットーとした。

また会社が冷蔵サービスを追加した後、
冷蔵トレーラーには“Humpin’ to Freeze”というフレーズが描かれた。

1935 年に、米国のトラック輸送を規制する州際通商法が可決され、
トラック輸送のほぼすべてを規制することなった。
新たにこの権限を獲得するのは難しかったが、
都市間を定期的に運行していることを証明できたトラック路線運営者には、
その運行を継続する権限が与えられたので、Frank は継続できた。

会社はどんどん大きくなり、
Illinois 州、Missouri 州、Oklahoma 州をまたぐ Route 66 では、
ラクダのロゴが入った Campbell “66”トラックが走り回っていたと言う。

その後 Frank は 40 年以上にわたり、多数のトラックラインを買収し、
Route 66 沿いの小規模なトラックラインから、
主に米国中西部と南部の 26 州で操業する事業にまで拡大した。

だが 1980 年の規制緩和法の可決により、競争が激化。
多くの企業の倒産が相次義、
Campbell “66”もその 1 つとなり、
1986 年に破産宣言し、1997 年にクローズした。