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たんぽぽに備わっていた生態って素晴らしい!

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駐車場に、まるで絨毯のように広がって咲いていたたんぽぽの花。
きれいな緑の葉の間から目を引くその鮮やかな黄色の色は、
見ているだけで、気持ちまで明るくなる。

それが、日が経つにつれ、花が少しづつ姿を消し、
代わりに茎の長い綿毛がどんどん現れた。
あれ?
たんぽぽの花は地面近くで咲いているのに、
綿毛は長い茎の先にできている。
はて。

毎年見ていた光景なのに、これは初めて見たような、
と言うか初めて気がついた。
いつの間にか 20 cm 位の長い茎になって、
綿毛がその長い茎の上に乗っかっている。


ここまで伸びるのに、ほんの数日?
いや数時間かもしれない。
数日でそこらが綿毛だらけになってしまっている。

その成長の速さに驚かされるが、
あっと言う間に伸びた茎の長さにも驚かされる。
なんか自然って不思議。

調べてみると、たんぽぽは、花が咲き終わると花茎が倒伏して実を結び、
もう一度立ち上がって、球状の白い綿毛をつけ、それが種を伴い、風に乗って飛んで行く。
そしてどこかでまた芽を出し、根付いて花を咲かせるのだそう。

茎が長くなって、背が高くなるのは、
這いつくばったような花からよりも、
種子をつけた綿毛が風で飛んで行きやすいようにだろう。

小さな植物だけど、侮れない。
そしてほんの少しの小さな綿毛でも飛んでいけるように、小さな小さな種。
こんな小さな種があちこちに飛んでいって、
またきれいなたんぽぽの花を咲かせてくれるとは、
感動してしまう。

これも子孫繁栄のためにできている自然のシステムだろうが、
自然って、なんと良くできているんだろう。

たんぽぽは生命力が強く、他の植物が育たないような厳しい環境下で生えていることが多い。
きれいな色だし、可愛いので、見て楽しむだけか、と思っていたが、
葉や根は天日干しにしたら、生薬となり、
健胃作用、解熱作用、利尿作用、および胆汁分泌の促進作用などがあるそうだし、

また葉や根はサラダや天ぷらなどの料理にも使えるそう。
随分前に、たんぽぽコーヒーというのを飲んだことがあった。
それがどこだったか、どんな時だったかも忘れてしまったが。
こう言うことも侮れないたんぽぽ。
今までそこら辺に生えてる雑草の類だと思っていたが、
これはちょっと活用するべきかも。

今日は風が強い 1 日だったので、昨日までの綿毛がほとんど飛んでいって無くなってしまった。

あれだけの種があちこちに飛んでいったら、来年はそこら中たんぽぽだらけになるかも。
ちょっとたんぽぽ見直したな。

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