日本で和食のお店や飲み屋さんに行くと、
おしぼりを出してくれる。
暑い時に冷たいおしぼりを出され、
それで手やあちこちを拭いたりすると、気持ち良く、ほっとする。
寒い時に暖かいおしぼりも嬉しい。
近頃はビニール袋に入ったのや、
キッチンペーパーを濡らしたようなのも出て来るようになったが、
それでも出されると嬉しい。
脂っこいものを食べた時などに、口を拭いたり、
ちょっと服を汚した時などにも役に立つ。
だけど、アメリカにはそんなのがない。
カトラリーをナプキンに包んで出されるところが多いし、
キッチンペーパー、もしくは紙ナプキンの上にカトラリーを置いている所もあるが、
おしぼりのように濡れているわけではない。
慣れているせいか、やっぱり濡れていた方が気持ちよく拭けるし、役に立つ。
おしぼりは日本発祥の独特のもののようで、諸外国にはないらしい。
これは日本の高温多湿の気候から使うようになったのかもしれないが。
ただ日本人と同じく、使ったら気持ちが良いらしく、
それが少しづつ認識されてきているようで、
国際線の飛行機の中で、熱いおしぼりを出してくれるのもその現れ?
トングで掴んで渡してくれるのはなんか風情がないが。
お店も最初は自分のところで選択したり巻いたりしていただろうが、
日本はおしぼりの需要が多くなってきて、
近頃はおしぼりの業者さんが、良くお店に配達しているのを見かけていた。
それに袋に詰められた濡れたキッチンペーパーが、いろんなところで売っていたっけ。
野外で食事をする時などに重宝していたのを思い出した。
最近あるお店に食事に行ったら、小さなパック Fresh Nap Plus をくれた。
何かな?と思ったら、アルコールを含んだ濡れたお手拭き。
おしぼりとは違うが、それでも手を拭けるのはありがたいし、嬉しい。
初めてだったが、多分コロナ以降、手などの消毒をみんな気遣うようになったからかも。
そして知らなかったが、これは Walmart などで売られているらしい。
これだと出かける時でもバッグの中に入れられるので、良いかも。
基本おしぼりのような文化、習慣はないので、これが流行るかどうかはわからないが、
日本人としては、食事の時などはやっぱり手は拭きたい。
日本人は綺麗好きで清潔好きなので、おしぼりも発展してきたのだろうが、
季節によって熱いのや冷たいのを出してくれるのは、
自分人独特のおもてなし、気遣いの心だろう。
おしぼりも日本の一つの文化。
大事にしていきたいもの。
コメント