お金の感覚

今は、世界中どこでもお金を ATM で自由に出し入れできる時代。
もちろんアメリカでも便利なので、ATM を使っている。

特にアメリカの銀行は、ATM  が基本で、
あちこちにあるし、ドライブスルー ATM もたくさんあり、
ほとんどの人が ATM を利用するので、
日本のように、銀行内に人がいっぱい待っているようなことはない。

この ATM を利用する時だけれど、引き出すときに出てくるのは全て $ 20 札のみ。
だから最低 $ 20。
$ 100 引き出すときは $ 20 札が 5 枚出てくる。
日本だと、2000 円引き出すときは 1000 札が 2 枚 ( 以前 2000 札もあったが ) 出てくるが、
10000 円引き出す時は 10000 円札が 1 枚出てくる はず。
それがない。
だから数 $ 100 を引き出すと、分厚い札束になる。
滅多にないが、お財布が分厚くなるのはいただけない。

アメリカでは $ 100 札を見ることはほとんどない。
もし $ 100 札で支払いすると、まるで偽札犯扱いのように、透かしてみたりされる。
日本ではもう 10000 円はさほど高額でも無くなったように思うが、
アメリカで一番使いやすいのが $ 20 札だからかもしれないけれど。

カードが便利で、ほとんどカードで支払いをするが、
たまに Cash Only とかもあるので、
やはり現金は必要。

それにアメリカは食事に行くと、必ずチップが必要で、
支払いの時にカード支払いもできるが、
カード支払いでも、チップは出るときにテーブルに現金を置く人が多い。

それと、銀行に $ 100 以上が振り込まれたり、
$ 100 以上の買い物をしたりしたら、
多額のご入金がとか、多額のお支払いがありました、と報告のメールが来る。
日本ではもう 10000 円は大金扱いにならないのでは？と思うが。

インフレとかの違いもあるのかもしれないが、
こんな日本との微妙なお金の感覚の違いを、暮らしていると、特に感じる。
物による価値観の違いになるようにも思うのだけど。

近頃はこの感覚に少しづつ慣れていって、
いつか帰国したら、日本が変、と思うのかもしれない。