6 月 14 日 (金) 20;00〜 Route 66 online Salon 開催!
Route 66Trivia

Drive-in Theater

Route 66

Drive-in Theater とは、屋外の大型スクリーンで上映される映画を、
広い駐車場に停めた車の中から見る劇場。

スクリーンは、塗装された白い壁のようなので、鋼鉄製のものもあり、
音声は、当初スクリーン上のスピーカーから流されていたが、
その後、各車の窓から吊り下げられたり、
ワイヤーで小さなポールに取り付けられた個別のスピーカーからの時代もあった。
が今はカーラジオの FM で聴く事ができる。

最初の Drive-In Theater と言えるものは、
New Jersey 州の Pennsauken に 1933 年オープンしたが、利益が出ずにすぐに売却された。
だがこのコンセプトが全米に広まり、次々とオープンしていった。

1945 年以降、車の普及と郊外および地方の人口増加によりブームとなり、
毎年数百もの Drive-In Theater がオープンした。
1947 年に、米国には 155 館 Drive-In Theater があったが、
1951 年までに、なんと 4,151 館まで増加した。

ピークは 1950 年代後半から 1960 年代前半で、
家族で楽しめ、若者等にも人気で、ポップカルチャーの一部にもなった。

しかし 1960 年代後半からテレビの普及、1970 年代のエネルギー危機での車の利用減、
1980 年代初頭からのビデオレンタルの普及などで、入場者数は減少し始めた。

苦肉の策として R 指定や X 指定の映画上映に切り替えるところも出てきたが、評判も悪く、
継続が難しくなり、次々と廃業していき、
1980 年代後半までに、米国とカナダで営業している総数は 200 軒未満にまで減少した。

広い敷地の跡地はその後そのまま残されているか、
他の目的のために有効利用されるようになっていた。

デジタル変換への移行は業界に大きな打撃を与えたが、
近年、北米の映画ファンの間で、Drive-In Theater に対する新たな関心が高まり、
それが 2020 年から 2022 年にかけて、それが顕著で、
何十年も活動がなかったドライブインシアターはが徐々に再オープンし始め、
新しい屋外での映画体験の一つとして、人気となりつつある。

Route 66 沿線でも、2023 年にオープンした Oklahoma 州 Sapulpa の Tee Pee Drive-In Theater、
他に Illinois 州 Litchfield の Sky View Drive In Theatre、
Oklahoma 州 Tulsa の Admiral Twin Drive-In などがある。
時間が合えば、旅の途中で体験してみては。

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