朝、目玉焼きを作るのに卵を割ったら、黄身が二つの双子の卵だった。
日本では何度かあったが、アメリカでは初めて。
卵は結構使うのに、今までお目にかかったことがなかったので、
これはラッキーかもしれない、とちょっと朝から嬉しくなる。
日本人は卵大好きで、お弁当のおかずには卵焼きが定番だし、
和朝食には必ず生卵が付く。
茶碗蒸しや丼ものなどに、私もよく卵を使った料理をしていた。
日本は世界で一番消費量が多い、と聞いていたので、さもありなん、と思っていたが、
多分アメリカの消費量の方がはるかに多いと思う。
まず日本で卵を買う時は 12 個パックが普通だと思うが、
アメリカは 18 個パックが標準。
12 個パックもあるが、売られている数、買っている数は 18 個パックの方が多い。
それに冷蔵庫の卵の棚は 18 個パックが入るサイズで、
12 個パックを買うと動くので、割れてしまう可能性がある。
だから買う時はいつも 18 個パック。
それだけ買うんだから、みんなよく卵を使うんだろうな。
普通の家庭でどんな使い方をしているのか知らないが、
レストランのモーニングなどにはスクランブルエッグや目玉焼きがつく。
それが ほとんど一人分 2 個くらい使っているし、他の卵料理も多分多いと思う。
それにクッキーやケーキを焼くことも多いようで、
いまだ日本の食生活をやっている我が家よりははるかに多いはず。
時々、「日本に帰ってきたら、何が食べたい?」と聞かれるが、
その時は「卵かけご飯。」といつも言っている。
炊き立てのご飯に生卵を乗せて、お醤油をその上から。
他に何もいらない。
それだけで満足。
あの美味しさはアメリカ人にはわからないだろうな。
ここでできないことはないだろうが、
まずおいしいお米がなかなか手に入らないのと、
アメリカでは生卵が食べれない。
それは、動物は肛門と尿道と 2 箇所あるが、
鳥は 1 箇所で、卵が糞と一緒になり、
それの処理や対応をしてないらしく、
サルモネラ菌による食中毒の懸念があるから食べないとか。
日本は生卵として食べるので、
鶏卵の衛生管理システムが、世界最高水準でなされており、
生卵を食べても問題ないそう。
生で食べれる卵を売っている所もあるそうだが、
ここからは結構遠くて、そこまでして食べたいとも思わない。
来た頃は食べたくて仕方がなかったが、
もう諦めの境地になってしまった。
帰った時は是非とも美味しい卵かけご飯を食べたい、
と思いながら、今朝は双子の卵の目玉焼きを。
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