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卒論でミツバチを飼ってたのを思い出して。

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近くに住む Eri さんから蜂蜜をいただいた。
この頃ミツバチを飼い出したそうで、自家製の純粋なオーガニックの蜂蜜。
日本はレンゲの花の蜜がほとんどだろうが、
レンゲの花の無いここは、クローバーの花の蜜なのだそう。

舐めてみると、蜂蜜だけれど、日本のとはちょっと味が違う。
そしてしっかりと甘くて美味しい。

働きバチが蜜を集めてくるのは本当に少量で大変な作業なのだが、
それを横取りするのは申し訳ないような。
それでも好物なので、ありがたく頂かせてもらったが。

さて蜂と飼育箱はどうやって手に入れるのか、聞いたら、
すべてネットで頼むのだそう。
ちょうど伺った時に、追加の蜂が届いていて、
こんな形で送られてくるのか、とちょっとびっくり。
飼っては?手間はかからないので、良いわよ、って言ってくださるが、さて。

それで思い出したが、
大学の卒論は動物生態学の“ミツバチの視覚“ に関するものだった。
大学に入ったのは良いけれど、勉強がちっとも面白くなくて、サボってばかりだったのに、
卒論はそういうわけにもいかず、それにほとんど勉強してなかったので、
何するのかもわからないし、何も決めてなかった。
ただ動物生態学の本が面白く、海外の本など集めて読み漁っていたので、
それの何かをしようかと。

そのうち話が進んで、
ちょうど研究室が提携を結んでいた国立大に蜂の研究をなさる教授がいらして、
お話を聞きにいったら、面白く、
そちらにお世話になることになった。

それで、ミツバチが花の形を識別できるかどうか、という研究のために、
研究費からミツバチの飼育箱を 1 箱買ってもらって、
毎日観察してはデーターをとっていった。

昆虫なので、休むこともできず、
ほとんど学校に行かずにいたのが、急に休日も無く来始めたので、
側から見たら、変だったのだろう。
きっと蜂蜜会社に就職が決まったからだ、との噂まで流されて。

ミツバチは働き者で、蜂蜜をせっせと集めてきてくれ、
いつの間にか蜂蜜が溜まり、
それを採取して、研究室でおやつなどの時に利用していた。

ずいぶん昔のことだし、
その後の人生に役立つようなこともなかったので、
ほとんど忘れてしまっていたが、
あの時は楽しかったし、興味深かったのはよく覚えている。

あの時はどうやって蜂を買ったんだろう?
今のように、ネットで簡単に買えたり、
情報が簡単に手に入る時代ではなかったのに。

蜂を見ていると、その時のことが急に思い出されて、
ちょっと飼って見たい気もするが、
今は飼うのはちょっと無理かも、と思いながら、
懐かしい気持ちになった。
学生時代の良い思い出ってこれくらいかな。

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