6 月 14 日 (金) 20;00〜 Route 66 online Salon 開催!
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久しぶりに Chevrolet Impara に出会って。

Diary

Oklahoma Route 66 Association のオフィスオープンのイベントの日。
Oklahoma 州の Tulsa が世界の Route 66のCapital (中心地) になるために、
街中でいろいろな改革やイベントが行われているが、
その基盤となる場所のオープン。
Route 66 ファン、そして関係者にとっては嬉しい限りで、
10;00 からのテープカットに間に合うように出かけた。

着いて、すぐに Impara がやってきた。
形が綺麗だけでなく、手入れが行き届いて美しい。
見惚れてしまった。

1953 年くらいかな?
当時はこのような車がたくさん走っていたんだろうが、
見ているだけで、優雅な気持ちになる。
アメリカの全盛期。
人の心が豊かで余裕があり、物作りや建物にもそれが表れていた時代。

その時代の人たちが今の車を見たらどう思うだろう?
小さい、実用的、ダサい、とか?
反対に私たちから見ると、
不要、無駄、厄介、とか思える。

世の中の流れ、変化に応じて、
全てとは言わないが、
人の気持ち、時間の過ごし方、物作りが変わってしまったように思う。
実用的になってきて、装飾的な優雅さや遊びが少なくなり、
建物も車も、箱のようなのが多くなってきた。

そんなことを考えていた時に、
ふっと前を見たら、あれ?
あの Impara をデザインしたシャツを着た方がいらっしゃる。

いろいろな車をデザインした生地のシャツは結構あるが、
あの Impara だけがデザインされたシャツとは。
もしかして、と思って聞いてみた。

「外に止めてある Impara のオーナーの方ですか?」
「そう。」
「素敵な車ですね。
着てらっしゃるシャツはあの Impara のデザインですが。オリジナルですか?」
「これは友達が作って、クリスマスにプレゼントしてくれたんだよ。」

なんと素敵なお友達をお持ちなんだろう。
あんな素敵な車に乗ってらっしゃる方は、
車の物作りの精神やその時代の気持ちをも大切にしていらっしゃるのだと思う。
そしてその交友関係の方達も。

ふっと我にかえり、
いろんな意味で、余裕がないなあ、と反省。
世の中がそうであっても、時間、気持ち、物や人への対し方、
大切にしながら過ごさねば、と考えてしまった。
Impara に気づかせてもらったような。

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