6 月 14 日 (金) 20;00〜 Route 66 online Salon 開催!
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Americaに来て初めてのお葬式に参列。

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アメリカに来た時から、
とても良くお世話してくださったご夫妻のご主人様が先月末にお亡くなりになり、
今日がお葬式だった。
1 月の Birthday Party でお会いした時は、
ずいぶんお痩せになっていたので、ちょっと心配していたが。

ご夫妻は、アメリカに来て数日後に、ご自宅で歓迎パーテイを開いてくださったり、
ことあるごとにお花をプレゼントしてくださったり。
またご夫妻はこの町の歴史にとても詳しく、
歴史的な建物などの保存運動にも尽力なさり、
町にたくさんの the National Register of Historic Places があるのもお二人のお陰。
そして資料をたくさんお持ちで、色々なことを教えていただいた。

ご主人様は米国空軍にいらして、将軍にまでなられ、
その後、Oklahoma 州議会議員他数々の役職を歴任され、
America、Oklahoma 州、Lincoln County, Chandler に貢献なさってこられた方、
それゆえ 11 時からの教会のお葬式には、数百人の方達が参列なさって、
内容も素晴らしいお葬式だった。

日本のお葬式は物悲しくて、泣いている人も多いが、
アメリカのお葬式は泣く人はいない。
牧師様の言葉、軍隊の弔辞、そしてお嬢様がお父様の略歴と思い出話を聞かせてくださったが、
みなさん涙ながらにではなく、時々ユーモアを交えながらの話に、
参列者も笑いながらの明るく楽しいお葬式。

だけど、終わって出口にご家族が並んで、参列者の皆さんにお礼を言ってらっしゃるとき、
奥様が 「よく来てくれたわね。」 と言ってハグしてくださった時は涙が出てしまった。

昨日からさて何を着ていったらいいか、悩んでいた。
初めてのお葬式なので、わからないが
失礼がないようにしなくてはいけない。

Google で調べたら、近親者以外は、控えめであればなんでも OK だと。
日本のお葬式は「お別れの会」のような感じで、基本喪服でないと不謹慎だと思われる。
がアメリカは「故人の新たな旅立ちを祝福する儀式」と考えるのだそう。

それで日本から持ってきた喪服は、ちょっと違うかな、と思い、
ジャケットを変えて、紫のスカーフを巻いて参列したが、
男性も女性も暗めの服を着た方達も多いが、
赤やピンクの服や小物を持っている方達もちらほら。

日本人は変な服や派手な服を着ていったら、なんと思われるか、とか、
お香典はいくら包まないといけないとかを考えがちだが、私もまだその類だった。

アメリカの人達にとってはそんなことより、
故人を偲び、思いやる気持ち、そして新たな世界へ、と考える方が大事なのだ。
世間体を気にして、服や香典のことを考えるより、それを考えるべきだ。

大きな教会だったが、ステージもとても質素で、
もちろん香典などもない。
それに比べたら、日本のあの花をいっぱい並べたお葬式はどうだろう。
なんか違うように思える。

その後、別の教会でランチが用意されていて、
式次第の裏には、そのご案内もあり、
そこでみなさんランチを食べながら思い出話しなど。

初めてのお葬式だったが、
日本との違いで、学ばせられる事がたくさん。
湿っぽいお葬式よりも、明るいお葬式は良いな、と思えるお葬式だった。

 教会で用意してくださっていたアメリカ版お斎 (おとき)

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