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季節感をも味わえる和の食べもの。

Diary

茶道の先生をなさっている Eri さんからお茶請けの和菓子をいただいた。
今の季節にぴったりのピンクで、美味しそうだが、
こんなの見るのも食べるのも何年ぶりだろう?
何だかもったいないような気がして、しばらく眺めていた。

これは Oklahoma City で、改造したトレーラーで、
和菓子を販売している WABISABI Tea House という所が作っているそうで、
他にも季節によっていろいろな形が販売されているとか。

こんな日本で売っているのとほぼ同じようなのを、
日本人の少ない Oklahomaで 売っているなんて。
「日本のどこ出身の方?」と聞いたら、
日本人ではなくて、ご主人が台湾、奥様が中国の方だそう。
これだけ作れるのなら、日本のどこかで修行なさったのでは?と思ったが、
台湾で修行なさったそう。

日本人にとっては美味しいお茶請けだが、
アメリカ人にはどうだろう?
見かけは綺麗だとか思うかもしれないが、このような食感、味、甘さは好みかな?

春先のまさに季節にぴったりの和菓子をゆっくりといただきながら、
味だけでなく、季節をも味わえるのが嬉しい。
そして日本人は季節を味わう食が多いことを思い出した。
食材も季節を味わえるものがたくさんあるし、
この和菓子のように見た目で季節感を感じるものが季節ごとに登場する。

食で季節を楽しむ、と言うのは日本人だけなのでは?
アメリカはないように思う。
もちろん旬の野菜や果物はあるけれど、それで季節感を味わう、と言うものでもないが、
イベント、例えば感謝祭にはターキーを食べるとかはあるけれど、
季節感を感じるものではない。
これは日本独特の文化かもしれない。

和食は五感で味わうものだと思っているが、
それだけでなく、季節感でも味わう。
四季のある日本だからこそ、
その季節の食を大切にしてきたんだな、と改めて思った。
こんな日本の素晴らしさを再認識し、
自分だけでもそれを大事にしていこう、と思う。

そして名前の WABISABI。
何となく日本人は感覚的にわかると思うが、
これを説明するのはちょっと難しい。
まして外国人には言葉でも難しいし、感覚が理解できないかも。

アメリカで「WABISABI って何?」と以前聞かれたことがあったので、
「Simple!」 と答えたら、
アメリカの田舎の何も装飾のない家を見て、
「これが WABISABI?」と。笑。

アメリカで WABISABI を説明するのも、イメージさせるのも難しい。
もちろんちゃんと理解している人もたくさんいらっしゃるだろうけれど。

探してみたら、こんな英訳があった。
Wabi-Sabi is the Japanese concept of finding beauty in simplicity and imperfection. 
これで理解してくれるかな?

WABISABI Tea House
https://www.facebook.com/wabisabiteahouse

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